こんにちは、mame48です
例えば「給湯器の交換」をしようと思ったとき、あなたはどうしますか?
大体の方は、
- ガス屋さんに依頼する
- ホームセンターで依頼する
- ネットで業者を探し依頼する
- メーカーに依頼する
上記のどれかになると思います
相談先を選ぶときは、緊急を要する場合を除き、複数の販売店へ見積もり作成を依頼することをオススメします(これは私のお客さんにも毎回伝えています)
先日、私のところに相談がありました
「メーカーを呼んで給湯器を見てもらったんだけど、もう交換しなきゃダメって言われたんだよね。ただ、置いていった見積もりがあまりにも高いから一度見てくれる?」
この相談を私に話してくれたのは、「昔からお世話になっているお客さんの友人」です
詳しく話を伺うと、
- 見積もりの中身が「本体代、工事費」のみで詳細内訳が書かれていない
- 「いま決めて貰えれば、明日にでも工事する」と言っていた
- 見積もりに書かれた機種の説明もされなかった
「………うんうん、なるほどね。」と思いながら、その置いて行った見積もりを確認したところ、そこには私が重めに想定した概算から更に15万円ほど上乗せされた金額が載っていました
これを見たとき(これがメーカー直通の工事店がやることですか…)と心の中で思いましたね
見積もり作成を私がするなら、まずその場で見積もりは提出しません(概算なら出来るけど…)
項目には、本体、配管部材、追い焚き部材、消耗品費、作業費、保温材費、事務手数料(諸経費)を全て項目別に金額提示するし、
家族構成を伺ってから性能選定するし、
発注から施工までの段取りを説明します
そのうえで、当日からお湯を使えるように仮設給湯器の貸し出しをするか、現状のまま過ごしていただくか選択してもらいます
そこまでして、更に顧客の疑問や不安を取り除くことで、初めて20万円、30万円といった大きな金額の受注となるのです
今回の相談の中で他業者に対して憤りを感じた点は、一人暮らしのおじいさんに対して、最上位モデルの最高能力で見積もりが作られていたという点です
人によっては「一番いいものが欲しい!」と言って下さる方もいますが、基本的には家族構成と年齢に合わせて能力とモデルを選定し提案しています
今回のケースのように、モデルごとの違いも説明もされないため選択の余地もなく、更に「早く決めてほしい」と急かすなんて…私だったら到底できません。
これは、利益率の高い商品を売りたいだけの販売店が優位になる考えであって、本当にお客さんのことを思っての提案とは感じられませんでした
自分の利益を確保しつつ、お客さんがどこに満足感を求めているか汲み取るのが販売店の仕事だと思います
お客さんが求めるそれは「金額」の場合もあるし、「性能」の場合もあるし、「販売店(人)との繋がり」の場合もあります
今回は、メーカー指定の業者であっても不誠実な業者がいるという情報共有と注意喚起の記事でした
これを読んでくださっている読者の方は、「生活には欠かせないけど相場の分からない物」を購入するときは、身近な人に相談してみたり、複数の業者に依頼してみてくださいね
最後に、私のような「お客さん第一主義」の販売店は日本中にいっぱいあります!というかほとんどの会社がそのように活動しています
正しい業者まで疑ってしまってはよくないので、お伝えしておきますね
中には今回のような業者もいるんだなと認識しておいてもらえれば、万が一怪しい業者と出会ったときにトラブルを回避することが出来るかもしれません
それではまた次の記事で!ノシ
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