【原因はどこ?】ブレーカーがONなのに電気がつかない!コンセントが使えない!まずはココをチェック

ライフライン

電気は生活に欠かせないライフラインの一つですよね。最近では太陽光発電も普及し、以前に増して安定供給がされている電気ですが、意外なことで供給が途絶えてしまうことがあります。

今回は第2種電気工事士のmame48(マメシバ)が、電気に関するトラブルが発生した際に自分でできる簡易確認と対処方法をご紹介します。

電気のトラブルが発生したらココを確認しよう!

はじめに、この記事では発生しているトラブルについて、以下のように区分します。現在のトラブル状況と比べながら対応していくと、原因をある程度判断することができると思います。また、ブレーカーがOFFになる(ブレーカーが落ちる)場合はその回路に過電流が流れていると考えられますので、まずはブレーカーに書かれた許容電流以上に器具を使用していないか確認してください。

1:ブレーカーはすべてONなのにコンセント及び照明器具が ”1箇所” だけ使えない

2:ブレーカーはすべてONなのにコンセント及び照明器具が ”2箇所” 以上使えない

3:ブレーカーはすべてONなのに家中のコンセント及び照明器具が使えない

4:ブレーカーを復帰させてもすぐに落ちてしまう

〈注意:家庭内の電気配線工事は火災や感電事故の危険を伴うため、簡単なコンセントの交換であっても第2種電気工事士の資格を所持していなければ行えません。本記事は無資格者の方にDIYを推進するものではありません。有資格者以外の方はお近くの工務店やホームセンターに相談しましょう。〉

1:コンセント及び照明器具が ”1箇所” だけ使えない

この場合に想定できるトラブルとして、接続末端器具の故障が考えられます。蛍光灯照明の場合では蛍光管や点灯管(グロー)の寿命である場合が多いです。兆候として、チカチカ点滅したり、蛍光灯の端に黒いシミのようなものが現れます。また、蛍光灯及び点灯管を交換してもつかない場合は安定器の故障も考えられます。その場合は器具本体の交換が必要です。LED照明の場合はチカチカ点滅したり、急に消えることは少なく、使用しているうちに経年と共にだんだん光量が落ちてくるので故障や本体の寿命に気付きづらいことがあります。10年以上同じ器具を使ってはいませんか?

A,同じ規格の蛍光灯、点灯管、電球と交換して点くか確認しよう!それでも解決しない場合は工務店に相談!テスターを用いて配線の点検を行い、点検することで器具の故障と回路のトラブルを判別します

コンセントが使えない場合は接続器具の故障が考えられます。違う差し込み口に器具を指してみましょう。どうでしょうか、別のコンセントでは使えましたか?使えない場合は電気回路のトラブル(コンセント本体やブレーカー回り)と予想できます。項目3を読んでからブレーカーの点検とその他の要因を確認してみましょう。

A,器具の故障は各メーカーや小売店にお問合せ!

2:コンセント及び照明器具が ”2箇所” 以上使えない

この現象は特殊なケースですが多々あります。コンセントに専用スイッチが設置されていて、そこがオフになっていませんか?よくあるパターンとして、給湯器用の室外コンセントのスイッチが室内に設置されていることが多々あります。

また、室内で複数個所の器具が使えない場合は、電柱引き込み部分にある「ヒューズ」が原因となっている場合があります。この場合は1次側(電力会社の管理部分)が原因となりますので、電力会社にお問い合わせをすることになります。ヒューズのみが原因の場合は無償で復旧作業を行ってくれます。三芯(黒、白、赤)で引き込まれている住宅では、以下のような不思議な現象が起きるので比較的気付きやすいです。

・コンセントがすべて使えないのに、照明は使える

・ダイニングは正常なのに、それ以外全部屋の電気が使えない

・照明、コンセントが使えないのに、エアコンだけは正常に使える

など、”一部正常なのに複数個所で明らかな異常”が発生します。これは配電盤内の回路構造と住宅を建てるときに配線工事をした業者によって症状が異なります。これらの症状もテスターを用いることで判別できますので、項目3を参考にしてください。

A,専用スイッチが無いか確認しましょう!2箇所以上が異常の場合は電力会社に連絡

3:ブレーカーはONなのに家中のコンセント及び照明器具が使えない

この場合のトラブル原因として以下の可能性が考えられます。

引き込みが2芯(黒、白)でされている住宅では、項目2で述べた電柱引き込み部分にある「ヒューズ」が原因となっている場合があります。2芯の場合は片側のヒューズが切れると漏電ブレーカーが落ちていないのにも関わらず回路全体が使えなくなります。

別のパターンとして、灯台下暗しですが電気料金の滞納による停電が考えられます。実際にわたしが経験した現場で、「お金を払った筈なのに電気が使えない」とご相談を受け調査に伺ったことがあります。現地調査を行ったところ、配電盤内がすべてONなのに確かに抵抗オーバーレンジ電圧0V(絶縁)でした。配線をたどり、スマートメーター出口からずっと0Vと分かりました、この時点で「引き込み部ヒューズ」「料金滞納」「スマートメーターの故障」辺りに原因を絞れます。念のため、日中働いていらっしゃるお孫さんに電話で確認したところ「振込用紙が手元にあります」とのこと、お支払い頂き数分後に復旧致しました。

このように家庭内での勘違いが原因となって停電してしまうケースもあります。

A,料金の滞納が無いか確認しよう!工務店に相談しどこまで電気が来ているかテスターで測定してもらいましょう

  • ブレーカーの故障→配電盤内漏電ブレーカー入口100(200)V、漏電ブレーカー出口側0V
  • 料金滞納が原因→スマートメーター入口側100(200)V、スマートメーター出口が0V
  • ヒューズが原因→スマートメーター入口側0(100)V、スマートメーター出口側0V

( )内:三芯赤黒間

4:ブレーカーを復帰させてもすぐに落ちてしまう

ブレーカーを復帰させてもすぐに落ちてしまう場合は、「回路内に過電流が流れている」「配線が漏電している」「安全ブレーカーの故障」のいずれかが考えられます。

まず、停電箇所のコンセントに差さっている器具をすべて外しましょう。そしてブレーカーONにして同様の現象が発生しないか確認します。落ちなければ器具のいずれかが故障し過電流の原因となっています。一つずつコンセントに差し戻し判別しましょう。

何も差さっていないのに落ちる場合、安全ブレーカー本体の故障が考えられるので、安全ブレーカーを交換して様子を確認します。それでも落ちる場合はブレーカー器具間での漏電と判断できます。漏電は火災事故につながる症状なのですぐに工務店に相談しましょう!

A,順番に器具を差し込み故障器具を判断しよう!漏電は危険なのですぐに工務店か電力会社に相談!

まとめ

これまで4つのパターンに分けて書いてきましたが、電気に関する異常は住宅ごとに様々存在します。今回は主に考えられる原因をご紹介しましたが、数あるトラブルの中には「炊飯器の蒸気でコンセント内部が腐食→漏電ブレーカーが作動」なんていう予想もしないトラブルも起きることがあります。電気工事士免許を持たない方は基本的に電気周りのトラブルが起きたらすぐ工務店に相談しましょう。有資格者の方はテスターで原因を探り、安全な方法でDIY修繕してみるのもいいかもしれません。

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